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短編の女王「アリス・マンロー」の最高傑作『イラクサ』のあらすじと感想

カナダの女性小説家「アリス・マンロー」は、短編の名手・短編の女王と称されるノーベル賞作家。

そんな彼女の代表作『イラクサ』は、大人のための短編集。ジャケット(表紙・装丁)も素晴らしくずっと手元に残したい本の一つです。

『イラクサ』

イラクサ
題名イラクサ
著者アリス・マンロー (著), 小竹 由美子 (翻訳)
発行所新潮社
発行日2006/3/29
ページ数448頁

アリス・マンロー・作者情報

アリス・マンロー

1931年、カナダ・オンタリオ州の田舎町に生まれる。書店経営を経て、1968年、初の短篇集 Dance of the Happy Shades(『ピアノ・レッスン』)がカナダでもっとも権威ある「総督文学賞」を受賞。以後、三度の総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞、全米批評家協会賞ほか多くの賞を受賞。おもな作品に『イラクサ』『林檎の木の下で』『小説のように』『ディア・ライフ』『善き女の愛』『ジュリエット』など。チェーホフの正統な後継者、「短篇小説の女王」と賞され、2005年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。2009年、国際ブッカー賞受賞。2013年、カナダ初のノーベル文学賞受賞。

『イラクサ』作品紹介

コモンウェルス賞受賞。NYタイムズ「今年の10冊」選出作。

2001年に出版された「恋占い」「浮橋」「家に伝わる家具」「なぐさめ」「イラクサ」「ポスト・アンド・ビーム」「記憶に残っていること」「クィーニー」「クマが山を越えてきた」の9つの短篇集。チェーホフ、ウェルティらと並び賞される100年後にも読まれている可能性がもっとも高い現役作家の最高傑作。マンローの老後の心境を表すような日常の出来事に対する繊細な思いが簡潔に描写されていて面白い。難しくはないが技巧的なので長編小説レベルの読後感があり何度も読みたくなるし、読み返すたびに気づくことがある魅力的な本です。

表題作の『イラクサ』あらすじ

子供の頃〈わたし〉は、井戸掘りの息子のマイク・マッカラムと親しくなりました。泥団子を作ってあてる戦争ごっこではマイクが〈わたし〉の名前を呼び、〈わたし〉はマイクのために泥団子を作ります。
いつしかマイクとは連絡が取れなくなり、大人になった〈わたし〉。結婚して子供を産み、大きな不満はないけれど夫婦関係に何かが足りずに離婚。そんなある日、〈わたし〉は友人の家で偶然マイクと出会う。マイクと人生をやり直すことができるかもしれないと心密かに思うのだけれども…

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ABOUT ME
わたなべ
読書家。選書家。アラフィフ(老眼)。リタイア済みなので暇に飽かして読みたい本・読むべき本を読みまくる。経済、哲学、歴史、科学に小説まで、分野問わず。読んでも読んでも読みきれないので速読法を会得。とはいえ、生きてる間に読める本には限界があるので、今何を読むべきなのか日々思案している。
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