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ショパンコンクールの新しい楽しみ方【小説と映像】

5年に一度開かれる有名なピアノコンクール「ショパンコンクール」。日本語表記による正式名称は「フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール」(wiki)で、世界3大コンクールの1つ。一流ピアニストへの登竜門として知られています。

そのピアニストにとっての夢の舞台は、観る側(聴く側)にとってもドラマチックでロマンチックな世界。そんなショパンコンクールが題材になっている小説と漫画を紹介します。

なお、実際のコンクールの映像は「ポーランド国立ショパン研究所」のYouTubeチャンネルに、予備予選含め全てアーカイブされています。

本を読んで興味が湧いてきた人は実際の映像と音を観て(聴いて)みてください。するとまた本を読み返ししたくなるでしょう。

読んでから観る(聴く)、観て(聴いて)からまた読む、本と映像、ショパンコンクールの新しい楽しみ方です。

この記事では、ショパンコンクールを題材した小説と漫画と解説本を紹介します。

『蜜蜂と遠雷』

蜂蜜と遠雷
題名 『蜂蜜と遠雷
著者 恩田睦
発行所 幻冬舎
発行日 2019年4月10日

小説『蜂蜜と遠雷』作品紹介

直木賞と本屋大賞W受賞作。

実際の浜松国際ピアノコンクールがモデルだという(浜松国際コンクールで優勝した人がショパンコンクール優勝しているるレベルのコンクール)、本気のピアノコンクールの予選会から本選までを舞台に、若者たちのピアノに対する思い、葛藤、そして友情、愛情を描いた青春群像小説。「人間の才能とは何か」がテーマの小説だが、自らもピアノを弾くという著者の恩田睦氏の音楽愛・ピアノ愛、そしてコンクールの臨場感が文字(文章)味わえるエンタテイメント作品だ。漫画化そして映画化され、また劇中で演奏された楽曲が収録された音楽集CD『蜜蜂と遠雷~音楽とその世界。』や『蜜蜂と遠雷 ピアノ全集』も販売されている。

小説『蜂蜜と遠雷』あらすじ

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。
2次予選での課題曲「春と修羅」。この現代曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの分かれ道だった。マサルの演奏は素晴らしかった。が、明石は自分の「春と修羅」に自信を持ち、勝算を感じていた…。12人が残る3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進むのは誰か。そして優勝を手にするのは―。

2019年松岡茉優・松坂桃李主演で映画化

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ピアノの森

ピアノの森
題名 『ピアノの森
著者 一色まこと
発行所 講談社
発行日 2005年4月14日

『ピアノの森』作品紹介

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。

『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』全26巻中、中盤以降はショパンコンクールが舞台。演者についてはオリジナルだが、演奏曲そしてコンクールにまつわる国際情勢などかなりリアルに描かれていて面白い。

2007年にアニメーション映画化。天才ピアニスト役のピアノを担当したのが2021年ショパンコンクールで2位の反田恭平氏。また、2018年にはNHK総合でテレビアニメとして放送された。

『ピアノの森』あらすじ

主人公の一之瀬海(カイ)は、「森の端」に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育ってきた。ある日、カイが通う小学校に転校生として、世界的なピアニストの父親をもつ雨宮修平がやってくる。雨宮は、カイが森でピアノを弾いているところを見て驚き、そのことを小学校の音楽教師であった阿字野壮介に伝える。かつて天才ピアニストであった阿字野はカイの才能に気付き、弟子として迎える。雨宮や阿字野と出会ったカイはピアニストとしての才能を開花させていき、やがてショパン・コンクールで世界に挑戦する。

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ピアノのムシ

ピアノのムシ
題名 『ピアノのムシ
著者 荒川三喜夫
発行所 芳文社
発行日 2013年10月16日

『ピアノのムシ』作品紹介

調律師の仕事の苦労や葛藤などをリアルに描いた社会派チックな漫画。

実際のショパンコンクールではピアノメーカーの争いも熾烈。調律師やメーカーにとってもショパンコンクールは特別な舞台。この漫画が企画の発端かはわからないが、「もう一つのショパンコンクール」いうタイトルでピアノ調律師たちの闘いのドキュメント番組がテレビで放送され話題になった。

『ピアノのムシ』あらすじ

巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。しかしその性格は難アリで…。気高くも毒がある、調律師の世界へいざなう!

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ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く

ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く
題名 『ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く
著者 青柳いづみこ
発行所 中央公論新社
発行日 2016/9/25

ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く』作品紹介

著者の青柳いづみこ氏はフランス国立マルセイユ音楽院首席で卒業したピアニスト。東京芸術大学大学院博士課程に再入学、論文『ドビュッシーと世紀末の美学』によりフランス音楽の分野で初の学術博士号を取得。演奏と執筆を両立させる著者自身が実際にショパンコンクールを取材して、演奏評から大会の裏側まで記されたのが本書。若干古い本ではあるがショパンコンクールのガイドブックとしておすすめ。

ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く』あらすじ

ポーランドのワルシャワで五年に一度開催されるショパン・コンクール。一九二七年の創設以来、紆余曲折を経ながらも多くのスターを生み出してきた。ピアニストをめざす若者の憧れの舞台であり、その結果は人生を大きく左右する。本書では、その歴史を俯瞰しつつ、二〇一五年大会の模様を現地からレポート。客観的な審査基準がない芸術をどう評価するか、日本人優勝者は現れるのか。コンクールを通して音楽界の未来を占う。

ABOUT ME
わたなべ
読書家。選書家。アラフィフ(老眼)。リタイア済みなので暇に飽かして読みたい本・読むべき本を読みまくる。経済、哲学、歴史、科学に小説まで、分野問わず。読んでも読んでも読みきれないので速読法を会得。とはいえ、生きてる間に読める本には限界があるので、今何を読むべきなのか日々思案している。
本を沢山読みたい人へ

効果実体験済み!速読のオンライントレーニング

読みたい本は沢山あるけれど読書に充てられる時間は限られています。仕事の時間、食事の時間、寝る時間を削るのはナンセンス。一日24時間、一年365日、時間は宇宙の法則。時間を増やすことなんて誰にも出来ません。

私たちに出来ることは本を読む速度を上げること。

40年以上の研究実績を持つ速読メソッドを習得できるオンラインスクールがあります。

👉能力開発・速読と記憶術|特許取得の川村式ジョイント速読術(公式サイト)

私(小説ダイアリー編集長・わたなべ)も実践実証済み。大袈裟な話ではなく本の種類によっては1冊読む時間で10冊位読めるようになりました。つまり、読む速度が10倍になったのです。

この速読メソッドの開発者・川村明宏博士は、日本で唯一、速読の特許を持つ速読の第一人者。「ジョイント速読法」を身につければ、少なくとも今の2倍3倍は多くの本を読むことが出来るでしょう。読む本の量に比例して人生は豊かになれるのです。

速読法、早くから身につけるが勝ちです。