SF

陰謀論ならこれを読め!【陰謀論の本棚・二段目】

社会に広く知られている様々な陰謀論を解説した本だけを陳列する本棚が、陰謀論の本棚。

「ジュンク堂」に存在するその本棚にある全ての陰謀論関連本を上段左上から順に紹介しています。

この記事では最上段に続き、中段(二段目)に陳列されている本を紹介します。

最上段を紹介した記事の冒頭で、陰謀論は物語(フィクション〜小説)と思って読むほうが楽しめる、と言いましたが、陰謀論の殆どは丹念に取材や調査を重ねそれらを基に構築した独自の論理を世に問うものなので、それが虚構だとなると著者及び出版社は社会的責任を負うリスクがあります。ゆえに、それなりの覚悟で書かれた(出版された)本であることは間違いので、小説よりも強いメッセージ性(押しの強さ)を感じます。それが陰謀論の魅力でもあり嫌われる要因かと思います。

では、陰謀論の本棚の上から二段目に並べられた本を左から順に紹介します。

尚、おすすめ順でもなく出版順でもありません。一覧し読むべき本の優先度を決めるための参考にしてください。

『ガンを治す「波動医学」』

ガンを治す「波動医学」
題名 『ガンを治す「波動医学」難病に打ち克つ近未来医療
著者 船瀬 俊介
発行所共栄書房
発行日2021/8/23
ページ数288ページ

『ガンを治す「波動医学」』作品紹介とあらすじ

著者の船瀬俊介氏は、地球環境問題、医療・健康・建築など広い分野において批評を展開する文明批評家。最上段編で紹介した『人類の未来は家畜ロボットでいいのか?‼︎』の監修もつとめている。この本では「波動医学」の奥深い世界と多彩な治療法、健康法をガンに特化してまとめている。

“くたびれた細胞”=ガンは、「波動」の乱れを正せば治る――
数々の実績が示す、「波動医学」のパワー
●まずは、ガンを引き起こす “汚血”の10大原因に気づこう
●細胞が発する「固有の音」を聴く最新の音響細胞学
●古来からの「食養」「ヨガ」「鍼灸」も、実は「波動療法」
●「祈り」「気功」「超能力」の効力を裏付ける量子力学
●「波動理論」が解き放つ、葬られた医療理論・治療法
現代医療のブレイクスルー、「波動革命」を目撃せよ!

『身体を持って次の次元へ行く』

身体を持って次の次元へ行く
題名 『身体を持って次の次元へ行く』(上下巻)
著者 ミナミAアシュタール
発行所破・常識屋出版
発行日2021/6/1
ページ数416ページ

『身体を持って次の次元へ行く』作品紹介とあらすじ

この本は陰謀論というか自己啓発本です。いくつかの自己啓発本を読んだことがある人ならどこかで聞いたことのあるような内容で構成されていますが、自らの経験という設定でピュアな生き方マニュアルが記されているのでわかりやす本ではあります。もっとも、この著者ミナミAアシュタールは、宇宙人のさくや、アシュタール、地球人のミナミ、 あつしとでつくっているチームということなので、地球人に対する陰謀説と言えなくもありません。

※現実の?ミナミAシュタール氏は人気ブロガーで神奈川県藤沢市湘南台でサロンMuuを営むスピリチュアルカウンセラーです。

他人に聞こえない声が聞こえる変な女の子「ミナミ」。 成長してキャビンアテンダントとして活躍し、結婚そして離婚という波乱の人生を歩む。 絶望の淵をさまよっているとき、封じていた宇宙人の声が再び聞こえ始める。 一方、俳優になるため上京し、メインキャストとして劇団で活躍していた「あつし」。 その劇団でミナミとあつしは運命的に出会う。 直観に優れるあつしも、ミナミを通じて宇宙人と交信を始め、 ついに宇宙人の「さくや」と「アシュタール」を交えたチーム「ミナミ A アシュタール」が誕生。 宇宙人と地球人がコラボして始めたブログのテーマは“どう楽しく、自由に生き、好きな現実を引き寄せられるのか”。 二人はリアルの世界でサロンを開業するが、いくら待てども客は来ない。そこで、思考を現実化するための出版。そのスピードはまさに3000倍の速さ。 2015年の処女出版『3000倍、引き寄せる』は、ミナミの実体験を中心に、波動エネルギーをどう動かし、どう現実を変えていったのかを描く。 2016年の第4作『引き寄せの口ぐせ』は、“人生ゲーム攻略ガイドブック”とし、幸せな人生を望む人へ、何をどう“チェンジ”すればよいか、宇宙人のアドバイスを紹介する。 この2作品は絶版されたものをミナミAアシュタールが、新たに現実化させた1冊です。

『縄文を創った男たち』

縄文を創った男たち
題名 『縄文を創った男たち』(上下巻)
著者 さくや みなみ
発行所破・常識屋出版
発行日2020/2/10
ページ数304ページ

縄文を創った男たち』作品紹介とあらすじ

イラスト入りの SF戦国ライトノベルです。なぜ陰謀論の本棚にあるのか、ジュンク堂の意図はわかりません。ラノベ(小説)なので実際の出来事よりも面白おかしく、そしてドラマチックに描かれています。歴史が苦手、小難しい本が嫌いな人も楽しく読めると思います。でも、このストーリーを真に受けると歴史を誤認しそれにハマると洗脳されるリスクがあります。そういう意味においては著者及び出版社の陰謀かもしれません。

縄文の時代のような理想の世の中を創ろうと、
語り合い、ひそかに約束を交わした「信長」「秀吉」「家康」の3人。
戦がなく、身分に差もなく、誰もが笑い、楽しく暮らせる世の中。
ここに描かれているのは、天下を統一し、そんな世の中を実現するため、
知恵と勇気を振り絞り、自分たちの手で歴史を創り上げていく武将たちの姿です
原作「新・日本列島から日本人が消える日」の中から、戦国時代を切り取り、
奇妙な行動で「うつけ」と呼ばれた信長の幼い頃からストーリーは始まります。
宇宙人の化身の猫「さくや」に見守られ、天下統一とその後世の中の筋書きを描く信長、
織田家に人質として預けられた家康との温かい交流と友情、
天下統一に動き出してから家臣となった秀吉の目を見張る働き。
そして、信長の正室「濃姫」、妹の「お市の方」、秀吉の思い人「ねね」など、
潔く美しい生き方をする戦国の女性たち……。
笑いあり涙ありの息もつかせぬストーリー展開をお楽しみください。

『新・日本列島から日本人が消える日』

新・日本列島から日本人が消える日
題名 『新・日本列島から日本人が消える日』(上下巻)
著者 ミナミAアシュタール
発行所破・常識屋出版
発行日2019/6/15
ページ数304ページ

新・日本列島から日本人が消える日』作品紹介とあらすじ

日本(人)を取り巻く陰謀説の集大成的な本です。様々な書籍で発せられている世界の陰謀論を日本人にわかりやすく(腑に落ちやすく)書かれています。この本の著者は前出のミナミAアシュタール。本書でも宇宙人のさくや、アシュタール、地球人のミナミ、 あつしとでつくっているチームという設定で、陰謀の真実とこれからの生き方をわかりやすく示しているところが他の陰謀論本とは大きく異なる。

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ABOUT ME
わたなべ
読書家。選書家。アラフィフ(老眼)。リタイア済みなので暇に飽かして読みたい本・読むべき本を読みまくる。経済、哲学、歴史、科学に小説まで、分野問わず。読んでも読んでも読みきれないので速読法を会得。とはいえ、生きてる間に読める本には限界があるので、今何を読むべきなのか日々思案している。
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