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『いつでも会える』のあらすじと感想|ネタバレあり

『いつでも会える』の作品情報

題名『いつでも会える』
著者菊田まりこ
発行所2013年11月
発行日株式会社 学研教育出版

菊田まりこ・作者情報

絵本作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー。本作「いつでも会える」は、ボローニャ児童賞を受賞し、100万部を超えるベストセラーを記録した。海外でも翻訳され、愛されている。

他にも、「君のためにできるコト」や「あの空を」等の作品を手がけている。

あらすじ(ネタバレなし)

ミキちゃんの飼い犬のシロは、ミキちゃんと大の仲良しで、ミキちゃんのことが大好きでした。ずっと一緒にいたいと思っています。

そんなシロに悲しい出来事が起こります。ミキちゃんが突然亡くなってしまうのです。

ストーリー(ネタバレあり)

この先、ネタバレがあります。ご注意ください。

シロはミキちゃんの飼い犬です。ミキちゃんとシロはとても仲良しで、いつも一緒にいました。シロはミキちゃんのことが大好きで、ずっと一緒にいたいと思っていました。

しかし、その夢は叶わず、ある日ミキちゃんはいなくなってしまいます。ミキちゃんは亡くなってしまったのです。もう優しく名前を呼んでもらえない。もう頭を撫でてもらえない。そう考えるとシロは悲しくてたまりませんでした。ミキちゃんに会いたい。

そんなシロは気づきます。目をつぶってミキちゃんのことを考えると、ミキちゃんの声が聞こえます。前みたいに、頭は撫でてもらえないけど、シロの頭の中で、いつでもミキちゃんと会えるのです。とっても近いところにミキちゃんはいたんだね。

まとめ・感想

ミキちゃんを失ったシロの姿が、絵本で見ていても切なく、私まで泣きそうになりました。

人を失っても、いつまでも暗くいるのではなく、頭のなかでその人のことを考えることの方が幸せだということを教えてくれる、心温まる1冊でした。

絵本で、すぐに読み切ることのできる作品なので大人の方もぜひ読んでみてください。

お付き合いありがとうございました。

ABOUT ME
いけだ
読書家。現役女子大生。物心ついた頃から、本を読んで育つ。 本の読みすぎから、小学生時点で漢字の読みだけは高校生レベルを誇った。 活字は基本的に何でも読むが、中でも小説に目がない。本選びは、タイトルと書き出しを見て、直感的に行う。 無計画に書店をうろつき、本を眺めるのが至福の時。最近、小説をまとめ買いできるようになって、大人を感じている。
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