SF

定番からkindle限定作品まで!辻村深月のおすすめ5選!

『ツナグ』や『鍵のない夢を見る』等、多数の有名作を手がける辻村深月さんの作品を紹介します。

定番から、kindleのみで公開されている限定作品まで、幅広く紹介したいと思います。

では、早速進めていきましょう。

辻村深月(つじむらみづき)・作者情報

小説家。『ツナグ』『鍵のない夢を見る』等の作品を執筆する。『ツナグ』は、映画化もされており、俳優の松坂桃李さん主演で、話題を呼んだ。

映画の脚本も手掛けており、映画『ドラえもん のび太の月面探査記』の脚本を担当している。

『ツナグ』

発行所株式会社 新潮社
発行日2012年9月1日
ページ数441頁

風が吹いて、コートの襟に手をやる。空を見ていた目線をずらして横を見ると、さっきまで誰もいなかった街路樹の前に少年が立っていた。

あらすじ

人生で1度だけ、死んだ人に一夜だけ再会させてくれるという「ツナグ」。「ツナグ」は、「使者」と書き、とある少年が務めている。その少年の元には、様々な願いを持った人々が、使者との再会を求め、寄ってくる。

この作品は、そんな死者と様々な胸の内を持った生きる者たちの再会の物語です。

特にこんな人におすすめ

  • 大切な人を亡くした人
  • どうしても伝えたい思いがある人

『盲目的な恋と友情』

発行所株式会社 新潮社
発行日2017年2月1日
ページ数302頁

あの人が死んでしまったら、とても生きていけないと思った、あの幸せの絶頂の一日から六年が経ち、あの人は死んでしまったのに、私は、まだ、生きている。

あらすじ

『ツナグ』『鍵のない夢を見る』等の作品を手がける、辻村深月(つじむらみづき)さんの作品です。

恋愛に疎かった一瀬蘭花(いちのせらんか)は、茂実星近(しげみほしちか)との出会いによって、人生を大きく変えられます。

恋愛を中心においた生活へと一変し、茂実と順調に恋をはぐくんでいった蘭花でしたが、ある日、彼の裏切りをしってしまいます。

裏切りを知った蘭花は、嫉妬や復讐の渦に巻き込まれていきます。

男女や女友達の執念を描いた、激しい恋の物語です。

特にこんな人におすすめ

  • 生活に刺激が欲しい方
  • 恋をしたことがない方

『パッとしない子』

発行所Amazon Publishing
発行日2017年7月14日

「ねえ、教頭先生に聞いたんですけど、松尾先生って高輪佑くんの担任だったって本当ですか?」放課後の職員室で、事務員の前野に声をかけられた。松尾美穂はやりかけのテストの採点から顔を上げる。あ、またその話か、と思いながら、「違うよ」と答える。

あらすじ

大人気アイドルグループの一員、タスクくんは知らない人はいないほど有名だ。そんなタスクくんが、テレビの番組の企画で、母校であった小学校を訪れることになった。

タスクの出身校である小学校に赴任している美穂はタスクが小学生だった頃タスクを教えたことがある。昔はパッとしない子だったタスクがどれほど変わったのか、会うことができるのを楽しみにしていた。

番組当日、タスクは美穂を見ると懐かしがり、番組外で、少しだけ思い出話をする時間を取ってもらうことができた。そこで話す内容は思いがけないものだった。

特にこんな人におすすめ

  • アイドルが好きな人
  • 噂好きな人

『ナベちゃんのヨメ』

発行所Amazon Publishing
発行日2017年7月14日

ナベちゃんの嫁がヤバいらしいーという噂が立つ。正確には、まだ嫁じゃなくて、結婚することになった相手ー婚約者だ。

あらすじ

コーラス部では珍しい男子部員のナベちゃんは、色白でいじられキャラの女の子みたいな少年だった。そんなナベちゃんが、ついに結婚するという。しかし、そのナベちゃんの嫁がどうやら「ヤバい」ようなのだ。ナベちゃんの嫁に振り回され、私たちはナベちゃんとの間に距離感を感じ始める。

  • ネタバレありのあらすじと感想はこちらの記事を参照ください。

特にこんな人におすすめ

  • つい大切な相手を束縛してしまう人
  • 誰かの1番になりたい人

『朝が来る』

発行所株式会社 文藝春秋
発行日2018年9月10日
ページ数358頁

あらすじ

不妊治療の末、特別養子縁組を組み、生まれたばかりの男の子を、子供として引き取った夫婦がいた。夫婦は、男の子を、我が子として、可愛がり、大切に育てていた。生みの親からは、涙ながらに、託された我が子だった。

しかし、ある日、生みの親を名乗る人物から、子供を返してほしいと連絡があった。

血はつながっていなくとも、親の愛をひしひしと感じる、感動の物語です。

特にこんな人におすすめ

  • 子供を持つ親
  • これから妊娠を考えている方

あとがき

辻村深月さんの作品を5作紹介しました。

恋愛小説からSF寄りの作品まで、幅広い作品があり、読むたびに新しい感動を得られる作品ばかりです。

長編だけでなく、スキマ時間でも読み切ることのできる短編作品も紹介しているので、是非1度読んでみてください。

お付き合いありがとうございました。

ABOUT ME
いけだ
読書家。現役女子大生。物心ついた頃から、本を読んで育つ。 本の読みすぎから、小学生時点で漢字の読みだけは高校生レベルを誇った。 活字は基本的に何でも読むが、中でも小説に目がない。本選びは、タイトルと書き出しを見て、直感的に行う。 無計画に書店をうろつき、本を眺めるのが至福の時。最近、小説をまとめ買いできるようになって、大人を感じている。
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