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『老人と海』のあらすじと感想|ネタバレあり

『老人と海』の作品情報

題名『老人と海』
著者アーネスト・ヘミングウェイ
発行所光文社電子書店
発行日2014年9月15日
ページ数127頁

アーネスト・ヘミングウェイ・作者情報

小説家。詩人。アメリカ合衆国出身で、1954年には、「ノーベル文学賞」を受賞している。

『陽はまた昇る』や『武器よさらば』等の作品を手がける。本作『老人と海』は、ベストセラーを記録し、「ノーベル文学賞」受賞のきっかけになったと言われている。

あらすじ(ネタバレなし)

ある海で漁師をしている老人がいた。その老人は現在八十四日間不漁続きだった。そんな老人には友人である1人の少年がいた。少年は、どんなに老人が不調でも、老人の味方だった。

そんなある日、老人は遠い沖まで漁に出ることにした。
一筋縄ではいかない漁と人間関係の重みを描いた作品。

登場人物紹介

  • 老人:年を取るも、ずっと漁を続けている。ここ八十四日間不漁が続いている。
  • 少年:老人の唯一の友達。5歳のころから老人の船に乗り、漁を教わってきた。今は、別の船に乗っている。

書き出し紹介

老人は一人で小舟に乗ってメキシコ湾流へ漁に出る。このところ八十四日間、1匹も釣れていなかった。

ストーリー(ネタバレあり)

この先、ネタバレがあります。ご注意ください。

あるところに、長年漁師をしている老人がいた。老人は、毎日海に出ていたが、ここ八十四日間不漁続きであった。そんな老人には、仲良しの少年がいた。少年は、5歳の頃から老人を漁の師として仰いでいた。少年が大きくなり、老人とは別の船で漁をするようになっても、少年と老人は一緒にご飯を食べたりと、仲を深めていた。

ある日、老人はこの長期間に渡る不漁を終わらせようと、沖の遠くまで出ることを決めた。心配する少年を置いて、老人は朝早くに船を出した。その日は、なんとなく上手く行く気がした。

予感通り、早速小ぶりのマグロが釣れた。老人は、釣ったマグロをエサに、さらに大きな獲物を釣ろうと考えた。読みはあたり、老人の釣竿に大きな引きがあった。大物の予感に、老人は釣り上げようとするが、相手もしぶとく、なかなか釣り上げられない。針が刺さったまま、魚は泳ぎ始めた。魚の力の強さに、老人の船も動きだした。しばらくすれば弱るだろうし、ここは、魚についていこう。と考えた老人は魚の動きについていくことにした。しかし、魚はなかなか弱ったそぶりを見せず、その日は日が暮れてしまった。そして、朝まで老人と魚との根比べが続いた。

魚との戦いで、老人はかなり疲労していたが、いつの間にか、老人は魚に親近感を抱いていた。そして、また1日が経った。そんな時、ついに魚が動いた。動気を見せた魚に、老人も立ち向かい、ついに魚を釣り上げることに成功した。釣り上げて見ると、魚はあまりに大きく、船に乗せることはできなかった。やむなく、船にくくりつけ、引っ張って帰ることにした。

ここからが本当の戦いだったのだ。老人の同士のような魚は、老人との戦いで血を流していた。それを嗅ぎつけたサメがたくさん寄ってくるのだ。何度も迫り来るサメに、老人も必死で戦ったが、魚の大部分をサメに食われてしまった。

サメの猛攻撃をかいくぐり、なんとか帰ってきた老人の体はボロボロだった。そして、家に帰り着くと倒れこむように寝てしまった。その様子を静かに見ていた少年は涙した。なぜ泣いているのか自分でもわからなかったが、涙を止めることができなかった。

少年は、老人のために食事を準備したりと献身的に働いた。そして、日が経った頃、やっと老人が目を覚ました。そんな老人に対し、少年は寄り添い続け、話し続けた。少年は、老人を心の底から尊敬していた。

まとめ・感想

不漁続きの老人が、大きな魚を釣り上げてから、サメに襲われる場面まで、一喜一憂しながら読んでしまいました。

どんなに不漁続きでも、老人を絶対に見捨てようとしない少年に心を動かされ、少年と老人の絆を強く感じました。

名作といわれる作品ですが、短編小説でとても読みやすいので、1度は読んでみてほしい作品です。

お付き合いありがとうございました。