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『20代にしておきたい17のこと』(本田健)あらすじ・要約・感想まとめ

内容紹介

自分の幸せを決められるのは自分だけ。あなたは人生をどう幸せに生きますか?

あなたには20代でやりとげたいこと、もしくは20代でやっておけばよかったと後悔していることはありませんか?

筆者は経済的にも社会的にも成功して、いま幸せな人たちや30代以上のあらゆる世代に「後悔していることは何か」をインタビューし、これからの人生を楽しむために『20代にしておきたい17のこと』を書き下ろしました。

いまよりも面白い毎日を送りたい!ワクワクした人生を送りたい!幸せになりたい!

だけど「どういう生き方をしたらいいの?」と悩むあなたへ向けて、すばらしい人生への第一歩目を考えるヒントとなる1冊です。

題名20代にしておきたい17のこと
著者本田健
出版社大和書房
発行日2010/04/15
ページ数198ページ

こんな人におススメ

  • 後悔しない20代を送りたい人
  • ワクワクした人生を送りたい人
  • 今後どういう生き方をしたいのか悩んでいる人

著者紹介

本田健

1967年8月23日 兵庫県神戸市生まれ

ベンチャー企業、経営コンサルティング会社など複数の会社を経営する。

独自の経営アドバイスでこれまでに数多のビジネスマンを成功へと導いてきた。

幼い頃からお金について学び始め、世界各国のお金持ちからお金や幸せについて学び続ける中で、「人は自分が大好きなことをやって自分らしく生きていくことこそが豊かさに繋がる」と考えるようになる。

29歳から執筆活動を開始。

「ワクワクする生き方」「お金と幸せ」「ライフワーク」をテーマに全国で講演会やセミナーを開催している。

その活躍と人気は国内だけでなく、世界でも広がっている。

代表著書:『ユダヤ人大富豪の教え』など200冊以上にのぼる。

 『20代にしておきたい17のこと』要約

20代にしておきたい17のこと一覧

本書では20代にしておきたい17のことを項目ごとに書いています。

  • 人生最大の失敗をする
  • 大好きなことを見つける
  • 一流のものに触れる
  • 人生を100パーセント楽しむ
  • 死ぬほどの恋をする
  • 一生つき合える親友を見つける
  • 両親と和解する
  • 自分のルーツを知る
  • 才能のかたちを知る
  • 専門分野を持つ
  • メンターを探す
  • 人生が変わる本と出合う
  • 質問力を鍛える
  • お金と時間の管理を学ぶ
  • 没頭できる趣味を持つ
  • 異文化に触れる旅に出る
  • 運について学ぶ

気になる項目はありましたか?

本書を手にとった時、気になるページから読み進めていくのもいいでしょう。

なぜ20代なのか

20代は感性が鋭い

筆者は20代をこのように振り返ります。

20代というのは、悩むこと、苦しむことがたくさんある時期です。自分を受け入れられず、否定したくなる時期でもあるし、自分や未来に対して疑いや不安を、いちばん持ってしまう時期でもあるのでしょう。(略)20代は感性が鋭いから、「いまの自分」を許せません。過去も許容できない。両親も、社会も許容できない。全部が敵のように感じるのです。

(略)でも、この時代にボロボロになりながらも前に進もうとする人は、その分将来、伸びていきます。だから感度が高い自分をほめてあげてください。

20代と比べて、30代、40代、50代についてはこのように述べています。

感覚が鈍るので、同じような状況があったとしても「まあ、いいか」と思うようになります。

20代は感性が鋭いとき。

30代以降では感覚が鈍ってしまうからこそ、20代で経験しておくことの重要性が書かれています。

ワクワクする

本書で繰り返し使われている言葉の1つに「ワクワクする」があります。

幸せな人の特徴として、「100%楽しんで生きている」というのがあります。楽しんで生きるというのは、がんばっていたり、気合いの入った状態ではありません。目の前のことを純粋に心から楽しんでやっている状態です。努力することなく、ワクワクしながら最後までやりきるという感覚です。

年齢を重ねるほど、全力で取り組むことができなくなります。

なぜならそのような機会が減ってくるからです。

だからこそ20代でこれ以上できないくらいまで、何でもとことん楽しみながらやるのがいいでしょう。

チャンスをつかむ

本書の中で繰り返し使われている言葉のもう1つが「チャンス」です。

誰かから「〇〇やってみない?」と誘われたら、とにかくやってみましょう。それがいつどういうかたちで役に立つのか、いまは分からなくても、何年後かには、やっていてよかったと思う時がきっとやってきます。

どんなに無謀なことだと思われても、試してみる価値はある。そう思えたら挑戦してみるのです。

20代は失敗を挽回できます。ワクワクすることに挑戦できる世代です。

そのチャンスをつかむ方法がいくつか具体的に紹介されています。

  • とにかく20代はすべてに100%を出しきる
  • チャンスを活かす準備をする
  • 人生のチャンスをつかむスキルを1つでも身に付ける。
  • 直感を信じる

いつ、どこにチャンスが転がっているかは分かりません。

いつでもチャンスをつかみにいけるように準備をしておきましょう。

今の自分にとっての幸せを考える。

あなたにとっての幸せとは何ですか?

お金があること、家族がいること、好きな仕事ができていること…ぜひ考えてみてください。

20代にしておきたいこととは、結局のところ「人生をどう幸せに生きるのか」を考えながら、その基盤をつくることにつきます。

今の自分にとっての真の幸せを考えることはのちのち役に立ちます。

そして人生の本質について考えるという視点を持つことが素晴らしいワクワクした人生を送るポイントです。

実践ポイント/アクションプラン

自分にとっての幸せを考える

どういう仕事をやれば、楽しい人生になるのか?

お金はどれくらい稼ぎたいのか?…

幸せを考えるための質問が分からなければ、本書で書かれている質問に答えるのがいいと思います。

20代の感性が鋭いときに自分にとっての幸せを考えることは、これからの人生を豊かにするために必要です。

挑戦をする

20代は失敗を挽回できる世代です。

失敗をしても取り返しのつく20代のうちに、やりたいことに挑戦してみましょう。

感想・書評・学んだこと

本書を読み返した時、心にグッときた言葉が「20代は感性が鋭い」でした。

そのため、今回はなぜ20代なのかについてご紹介しました

20代ではつらい、苦しい、悩む、楽しい、嬉しい…と他の世代に比べて感情に波があります。

それは20代の感性が鋭いからだと腑に落ちました。

たくさんの経験を通して感情を感じ、そこから気づきや学びを多く得られるのが20代です。

だからこそ20代での経験には大きな価値があります。

「何をしたらいいか分からない」という方にはぜひこの本を読んでほしいです。

この本の中にそのヒントが書かれています。

読み始めた時、読み返した時、その瞬間・その時の自分の気持ちによって心に響く項目が違うと思います。

まずはその時の自分の気持ちに気づくこと、それが大切なことです。

名言

自分の中の気を動かしてください。それが、やる気、元気になっていきます。

(略)本を読んだり、映画や芝居を観て、心を動かしましょう。散歩をしたり、旅行に出たり、人に会ったり、からだを動かすのです。それが、あなたの「運の木」を育てる栄養になるでしょう。

運を味方につけて、最高の人生をおくってください。

経験や感情を通して、自分の「運の木」を強くする。

20代でのその成長はどの世代にくらべて早いものだと思います。

ワクワクした人生を送るために「運の木」を育てていきましょう。

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