仕事術・スキルアップ

『 人生で大切なことはすべて「書店」で買える 20代で身につけたい本の読み方80』(千田琢哉)あらすじ・要約・感想まとめ

内容紹介

「つらいときこそ本を読め」

人生、生きていると悩みは尽きません。

仕事や人間関係、進路、将来に対して…

みなさんは、辛い時や悩んでいる時、どのように対処していますか?

筆者は、辛い時や悩んだ時こそ本を手に取り読むことを勧めています。

漫画しか読まなかった筆者が、大学の4年間で1000万円分1万冊以上の本を買って読んで得た経験を一冊で学ぶことができます。

今まで、本を読むことが苦手だった方や本に対してあまり興味を持っていなかった方もこの本を読めば、本の楽しさを知れる1冊となっています。

題名人生で大切なことは、全て書店で買える。
20代で身につけたい本の読み方80
著者千田 琢哉
出版社日本実業出版社
発行日2011/07/28
ページ数190ページ

こんな人にオススメ

・本を読むことが苦手な人

・本の魅力を知りたい人

・本を読んで人生を豊かにしたい人

著者紹介

千田琢哉(せんだ・たくや)

次代創造館代表 イノベーションクリエイター

愛知県出身 文筆家

日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。

コンサルティング会社では, 多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。

要約

20代で身につけたい本の読み方80

本書は20代で身につけたい本の読み方を8章構成でまとめています。

第1章 本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生きていける

第2章 本が背中を押してくれる「行動力」

第3章 本が教えてくれる本当の「コミュニケーション力」

第4章 本が伸ばしてくれる効率的な「勉強力」

第5章 本が磨いてくれる結果を出す「仕事力」

第6章 本が導いてくれるお金の不安から自由になれる「経済力」

第7章 本が加速させてくれる「成長力」

第8章 人生を変える本の「買い方・読み方」

本を読むことで得られることはたくさんあります。

もし、気になる項目があれば、そこから読み始めてください。

それからが、読書のスタートです。

あなたの本棚はあなたの将来の鏡

文章挿入

人は自分の本棚に並んでいる本のような人間になるようにできている。

筆者によると、本棚に並んでいる本は、あなたが買うと決めた決断の集大成だと述べています。

人それぞれ本を買う際は、何か目的をもって買う人が多いと思います。そのため、自分がどんな人なのかと知りたいときは、本棚を見ると気づくことがあると筆者は述べています。

本にかけたお金とその人の年収は比例する

この世の中で最も裏切らない投資は本代にお金を費やすこと

と筆者は述べています。

もちろん、自己投資の方法はたくさんありますが、1000円や2000円といった投資でその道のプロたちが関わってきた人生や考え方で得た時間を買うことができます。

新聞や定期購読誌も情報として有効ですが、世に出すまでに費やしてきた時間が圧倒的に違います。

時間を費やしてきたものほど、情報→知識→知恵と進化し、価値あるものだと筆者は述べています。

知恵を身につけるには、時間がかかります。その圧倒的な時間を本を読むことで省くことが可能なのです。

本を買いすぎで貧乏になった人はいない

本を毎日一冊ずつ買ったとしても、1500円×30日=4万5000円です。

これは、平社員から役職が1つアップしたくらいの給料の差です。

こうしてみると、本を毎日1冊ずつ買ったからといって自己破産する人はいないはずです。

これらの給料の差をどのように埋めていくのか。1日に1冊読んで年間300冊読破した人と年間1冊もまともに読まなかった人の差はとてつもない差になるはずです。

筆者いわく、1万人以上のビジネスパーソンたちと仕事をしてきて、本の買いすぎで貧乏になった人はただ1人もいなかったと述べています。

しかし、本を読んだことがない人には貧乏がたくさんいたと述べています。

本は買った瞬間に目的の半分以上は達成している

本を読む人の中では、積読で困っている人も多いはずです。

筆者は、積読に対する考え方を次のように述べています。

積読をしているということは、書店で立ち読みした上で選んだり、事前に何か情報収集をして自分に必要だと判断して選んでいるので、その本を買うと決断した段階で、すでに目的の半分以上を達成していると述べています。

本の購入に限らず、人は決断するたびに記憶力が鍛えられます。

本を買うという決断をすることも価値ある行為であり、その本を読むための1つの原動力にもなると述べています。

実践ポイント

本は遠慮せず「使う」ことで内容に入り込める

本は丁重に扱うべきであるという固定概念を捨てる。

購入した本は、自分が読みやすいように折り曲げて、気になった箇所には赤ペンで線を引いたり、ページの端を折り曲げて、自分の本に仕立て汚していくと本の内容が入り込みやすいです。

いつまでも、書店で付けてもらったカバーをしていたり、折り目がつかないようにと神経を使っていたら、それだけで疲れます。

自分が読みやすい、頭に入りやすい本の読み方を実践することが大切です。

積読本は枕元に置く

枕元に置いてあると、寝る前にふと手を伸ばしてしまうはずです。

読んでみて眠くなれば、本を閉じて眠ることが大切です。

逆に、眠くならなかったら、「読書タイムを神様からプレゼントしてもらった」と感謝して読み進めることもいいかもしれません。

眠い中、頑張って読書をすることは、本当の読書ではありません。自分の心と体に対して素直に読書を行うことが大切です。

感想・書評・学んだこと

この本は、私に読書のきっかけを与えてくれた本です。

本を読むことは大切なことだとわかっていても、なかなか自分で本を買って読むことはありませんでした。しかし、この本を読み終わった後に、本を読むことで人生を好転させるチャンスがたくさんあるかもしれない。そんなワクワクした気持ちが芽生えてきてました。本を読むことに対して、ハードルが高いと感じている人もきっとあなたにあった本と出会うことができると思います。この1冊もきっと読んだあなたの価値観を変えてくれるはずです。

最高の名言

「つらいときに群れるな、本を読め」

もし、あなたが将来を幸せになりたいと思うのであれば、つらいことがあった際にすぐに群がらないことです。群がって愚痴を言い合っても、結局は部屋で独りになった際に自分と向き合わなければなりません。

つらい事実を受容するためには、たくさんの本を読んでいる必要があります。

たくさん本を読んでいると、愚痴を言わなくなります。

なぜなら、読書とはネガティブな愚痴を聞いてはくれず、ポジティブな考え方を著者と一緒に考えざるを得ない行為だからです。

本を読んで自分と向き合い、素敵な人生を送りましょう!

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