ビジネス実用

『ポケット版「のび太」という生き方』(横山泰行)あらすじ・要約・感想まとめ

内容紹介

藤子・F・不二雄が1969年から連載を始め、今や誰もが知る国民的マンガとなった『ドラえもん』

著者・横山泰行は15年以上もドラえもんの登場人物の行動やセリフを研究し続けています。

運動や勉強が苦手で弱虫な印象があるのび太は、実は誰にも負けない行動力や何事にもくじけない心を持っていて、何より夢を叶えているのです。

一見ダメダメそうに見えるのび太でも、彼の生き方には夢を叶えるメソッドが沢山詰め込まれています。

自分らしく生きたい、夢を叶えたいと思っている人に身に付けてほしい「のび太メソッド」をご紹介しています。

題名ポケット版「のび太」という生き方
著者横山泰行
出版社株式会社アスコム
発行日2014年11月7日
ページ数213ページ

こんな人にオススメ

・夢を叶えたい人

・学ぶことが好きな人

・無理せず自分らしく生きたい人

著者紹介

横山泰行

1942年3月19日 岐阜県羽島市生まれ

富山大学人間発達科学部名誉教授、生涯スポーツ論を専攻。

『ドラえもん』に登場する人物や道具、セリフを研究し1999年「ドラえもん学」を提唱。

夢や悩みに対してどのように対処し、解決しているかから人生を豊かにする方法を解く。

1999年「ドラえもんの世界」を開講。2004年「ドラえもん文庫」を開設。

主な著書:『「のび太」という生き方』『「のび太」が教えてくれたこと』『「スネ夫」という生き方』

『ポケット版「のび太」という生き方』要約

のび太は夢を叶える達人!?

のび太は『ドラえもん』の全作品に登場し、登場回数やセリフが最も多い人物です。勉強やスポーツが苦手で、友達からいつもいじめられ、ママや担任の先生からは叱られてばかり。

何か困ったことがあれば、ドラえもんのひみつ道具に頼っているという印象が強いのではないでしょうか。

しかし、のび太は決して最初からドラえもんに泣きつくわけではありません。まずは自分なりに努力をして、それでもうまくいかなかった時にドラえもんを頼るのです。

のび太はドラえもんのひみつ道具の助けを借りて夢を叶えていきます。

しかし、実は夢を叶えるにはひみつ道具の力ではなく、「のび太」という生きかたにヒントがありました。

原作エピソードを通して、のび太から夢が叶いやすい人の特徴を学んでいきましょう。

のび太から学ぶ夢が叶いやすい人の特徴

思い立ったら即行動

エピソード「シャーロック・ホームズセット」

のび太はシャーロック・ホームズの作品を読んで大感激し、ホームズのように怪事件の謎を解きたくなります。彼はしずかちゃんの困りごとを解決するためにドラえもんに名探偵になるひみつ道具「ホームズ・セット」を出してもらい、解決を図るのです。

ここではのび太の行動の早さに注目です。

「ホームズのようになりたい」と思った時、早速ドラえもんに道具を出してもらうという行動に出ます。すぐに行動を始めることは夢を叶えるために必要な条件です。

また、先のことを考え不安になり、なかなか行動に踏み出せない人は多いと思います。そのような人に対しても著者は

心配し過ぎて、自分で自分の手足を縛ってしまっては、何の行動も起こせません。(略)どんな夢も行動がなければ達成できません。(略)ときにはのび太のように先のことをあまり考えないで、今やっていることに全力を尽くしてみるのもいいと思います。

とエールを送っています。

生まれながらに優しさと行動力があり、応援してくれる人がいる

エピソード「このかぜうつします」

のび太のパパはある日、かぜをひいてしまいます。でもパパは「かいしゃ…」とつぶやきます。その様子を見て、のび太はドラえもんに「カゼをうつす機械」を出してもらい、パパのかぜを引き受けるのです。

このエピソードに限らず、『ドラえもん』の作品からはのび太の優しさが何度も見えます。

のび太の優しさは生まれ持っての才能です。彼のみんなの幸せを願う優しさにドラえもんやジャイアンたちは感動して積極的に手を貸してくれます。

(略)協力者が現れ、夢は自ずと叶いやすくなる。

のび太の行動力と優しさに加えて、協力者がいることが夢を叶えやすくなるポイントです。

エネルギー源はくじけない心

エピソード「のび太の模型鉄道」

のび太は鉄道模型の制作に熱中していました。そして自信作である模型をスネ夫たちに見せたくなります。ところが、スネ夫の家で逆にその10倍もあるような大きな鉄道模型を見せられ、彼はショックを受けます。でもくじけることなく、ドラえもんからひみつ道具「ポップ地下室」と「フエルミラー」を出してもらい、スケールアップした模型の制作にとりかかるのです。

のび太はうらやましく感じたり、悔しいと思ったら「ぼくだって」といった負けん気をエネルギーにして行動を起こします。

もう1つエピソードを紹介します。

エピソード「あの日あの時あのダルマ」

のび太は何度も何度もくじけそうな経験をします。そんな時、おばあちゃんの言葉「のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな。ころんでもころんでもひとりでおっきできる強い子になってくれると…、おばあちゃん、とっても安心なんだけどな」を思い出すのです。そこでのび太は誓います。「ぼくはひとりでおきるよ。これからも何度も何度もころぶだろうけど…。かならず、おきるから安心してね、おばあちゃん」と。

このおばあちゃんとの約束はのび太にとって様々な試練を乗り越えるための最大のエネルギーです。

こうしたエネルギーの積み重ねの中にこそ、夢が生まれたり、夢が叶うヒントが隠れています。

実践ポイント

「のび太」という生きかたをまず読んで、再度ドラえもんを読んだり、見たりする。

本書を読んだ後で、ドラえもんを深読みすると随所から学ぶことが多くあることに気づきます。

小さい頃「今日は何のひみつ道具が出てくるんだろう?」と毎週ワクワクしていたように、「今回は何を学べるんだろう?」と楽しみになります。

感想・書評・学んだこと

書店で本書と出会ったときの衝撃を今でも覚えています。学生向け「夏休み推薦図書」として店頭に置いてあったのです。

懐かしさを感じて本を手にしてみると、夢に対するメッセージ性が強く、大人になった今だからこそ読むべき本だと思いました。

そして夢がたくさんつまった子どもの頃のように、やりたいことに向かって行動しているのか?と考え直すきっかけとなりました。

のび太は一見ダメダメで、いつもドラえもんに頼ってばかりという印象があります。

しかし、その印象は変わりました。

のび太には実は夢を持つとすぐに行動する力、失敗しても何度でも起き上がるくじけない心、生まれながらの優しさがあり、彼をサポートしてくれる人が多くいると分かったからです。

「のび太ができたんだから自分にもできそう」と勇気をもつこともできました。

のび太には人から羨まれるような突出した才能はありませんが、のび太らしく自分なりに頑張っている姿にドラえもんやジャイアンたちは手をさしのべてくれます。

大人になると段々と夢は薄れてきてしまいがちです。やらないといけないことに追われて疲れたり、人と比べて焦ることもあると思います。

でも大丈夫。

人と比べたり、頑張りすぎる必要はありません。

のび太のように自分らしく、自分なりのペースで行動をすればおのずと応援してくれる人が現れて夢に向かって前進していくのです。

まずは自分らしく、自分のペースでやりたいと思っていたことを始めてみませんか?

それが夢につながる第一歩となるはずです。

最高の名言

人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。きずだらけ、あざだらけになって練習しよう

エピソード「ウマタケ」よりのび太がタケウマを猛特訓したあとでドラえもんがのび太にかける言葉です。

目標をもって努力すること、行動することの大切さを教えてくれます。

あの子がいるからぼくは生きていけるんだよ

エピソード「しずちゃんさようなら」より、のび太のしずかちゃんに対する愛情の言葉です。

著者は「愛する存在」をもつことでゆっくりでも前進できると記しています。

のび太はドラえもんやしずかちゃんの存在があったからこそ、苦難を乗り越えられたのでしょう。

SNS売上直結型5ステップ動画講座プレゼント中!